和真 washin OPTICAL

TOKYO YAMANOTE WASHIN BLOG

WASHIN

渋谷店

いつも渋谷店ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

 

 

こんにちは、代理です。

 

 

今日は商品のご紹介ではなく

レンズのお話です♪

 

 

『遠近両用レンズ』ってご存知ですか?

 

 

人間の目は筋肉でピント調整をしているのですが

年齢とともに目の中の筋力が落ちてくると

なかなかピントが合わせにくくなります。

 

 

なので

遠く用のメガネを掛けたままだと近くが見えない とか

近く用のメガネを掛けたままだと遠くが見えない とか

困った状況が出てきてしまうのですが

 

 

この状況を解消してくれるのが『遠近両用レンズ』

 

 

ひとつのレンズで遠くも近くも中間も見える という

一見とても便利なレンズなのですが

 

 

正しい見方をしないと、歪んだりボヤけたりしてしまう

ちょっと特徴のあるレンズでもあります。

 

 

それゆえ

特に遠近両用を初めて試そうかというお客様からは

『遠近は歪んじゃって使いにくいって友達に言われたんだよねー』とか

『友達が遠近掛けたせいで転んじゃったって言ってたんだけど。。』という

心配のお声もよく耳にします。

 

 

なので

今日は遠近両用がどういうレンズか

そして

どういうメリットデメリットがあるかを

ご説明したいと思います。

 

 

まず、『遠近両用レンズ』がどういう構造になっているかというと・・・

ざっくり言うとこんな感じ↓↓

黄色い矢印の部分は、遠方用の度数から近方用の度数まで

グラデーション状に度数が変化していて

この部分で中間が見えるようになっています。

 

 

つまり

 

 

遠くを見るときは レンズの上側

近くを見るときは レンズの下側 

中間を見るときは グラデーション部分

 

 

を使ってそれぞれ見るわけですが

もし

そのルール通りに見なかったらどうなるか?

 

 

これが遠近両用のデメリットでもあるのですが・・・

 

 

遠くを見る時を例にしてみましょう★

 

 

先ほど書いた通り、遠くを見る時はレンズ上部を使います。

まずは、正しい見方で遠くを見た場合がコチラ↓↓

特に大きく歪んだりボヤけたりすることなく、きちんと見えています。

 

 

では、レンズの真ん中(本来は中間を見るための部分)で見ると

どうなるでしょうか。

 

 

こういう風に見えます↓↓

さっきと比べると、なんだか少し湾曲している感じですね。

 

 

では、最後に

レンズ下部(本来は近くをみるための部分)で見ると

どうなるでしょうか。

 

 

うすうすお気付きだと思いますが

 

 

なんと、こういう風になります↓↓

ぐわーん

これはもう・・・波打ってますね。ふわふわフラフラ揺ら揺ら。

 

 

 

並べて見ると一目瞭然。

 

 

どういうことかと言うと

きちんと見るには、的確な部分で見る必要がある んですね。

 

 

遠近両用は『ご自分の楽な姿勢で何でも見える』のではなく

『見える部分にご自分で姿勢を合わせて見る』レンズ です。

 

 

これは慣れが必要です。

慣れるまでに時間が掛かる方もいらっしゃいます。

 

 

遠近両用は全てを解消した万能な魔法のレンズではありません。

むしろ、デメリットの方が多いかも・・・

 

 

しかしながら!

 

 

その数々のデメリットを吹き飛ばすほどの

遠近両用最大のメリット

 

日常生活での煩わしい掛け外しが格段に減る

 

ということです。

 

 

最初に不安を漏らしておられたお客様も

慣れてしまうと

『いやぁ、もう便利すぎて遠近以外使えないよねー!』とか

『なんでもっと早く遠近にしなかったんだろう』

おっしゃって下さる方が殆どなんですよ!

 

 

掛け外しに煩わしさを感じてらっしゃる方には

是非オススメしたいレンズです。

 

 

 

私たちは、度数調整はもちろんのこと

どういう風に使えば怖くないか

何に気を付けておけば慣れやすいか

など

使い方のコツや慣れるためのポイントを

お客様それぞれに合わせてご提案致します。

 

 

ご不安があれば、遠慮なくご相談下さいね!